認定コースで取り扱うべき項目、内容
セクション |
項目 |
内容 |
1.XML概要 |
XMLの概要 |
- XMLの概要について、以下と同等の内容が含まれていること
- XMLの特徴と目的
- 要素(Element)、開始タグ、終了タグ、マーク付け
- ルート要素は必ず1つ
- XMLはツリー構造
- テキストで記述される汎用的なデータ記述言語
- XMLはSGMLのサブセット
- HTMLはSGMLの応用言語
- XMLはメタ言語
※XMLとHTMLの違いについて記載されていると、なお可
|
XML関連技術の概要 |
- 以下のXMLに関連する技術の概要が記載されていること
※以下のXMLに関する技術の概要の記載があると、なお可
- XPointer
- XLink
- XQuery
- SOAP
- CSS
※以下のXMLの応用的な仕様の名称と概要の記載があると、なお可
- SVG
- MathML
- XBRL
- NewsML
- G-XML
- XML SchemaとDTDの定義内容や機能の違いについて記載されていること
|
2.XML文書の作成 |
文法 |
- XML文書の構造や文法について、以下の内容が記載されていること
- XML文書内で指定できる名前の命名規則
- タグ(開始タグ、終了タグ、空要素タグ)を用いたXML文書の記述方法
- XML宣言、要素、属性、コメント、実体参照、CDATAセクション、処理命令の記述方法
- XML宣言を省略した場合の既定値について
- XMLプロセッサ(XMLパーサ)の役割や処理
- 検証XMLプロセッサと非検証XMLプロセッサの違い
|
要素、属性、実体 |
- 要素の定義、記述方法が記載されていること
- 空要素の定義、記述方法が記載されていること
- 属性の定義、記述方法が記載されていること
- 属性を含む要素の記述について記載されていること
- 属性値内の引用符について記載されていること
- 実体の種類について記載されていること
- 文字参照の利用方法について記載されていること
- 定義済み実体の利用方法について記載されていること
- 実体を参照する方法について記載されていること
|
妥当なXML文書、整形式XML文書 |
- 整形式XML文書の記述方法について記載されていること
- 妥当なXML文書であるための記述方法について記載されていること
- 整形式XML文書と妥当なXML文書の違いについて記載されていること
※DTDやXML Schemaに対して、妥当なXML文書を作成できる知識が記載されていることが望ましい。
|
特殊な文字/文字コード、エンコーディング/XML文書の正規化 |
- XMLで使用できる文字について記載されていること
- XMLの名前文字について記載されていること
- 特別文字「<」と「&」について記載されていること
- 文字データを表す定義済み実体参照について記載されていること
- 文字データを表す文字参照について記載されていること
- 空白文字の定義と扱いについて記載されていること
- XML文書の正規化について、以下の内容が記載されていること
- 改行は全て単一の改行文字(#xA)に置き換えられる
|
3.DTD |
基礎 |
- DTDの概要について記載されていること
- 文書型宣言について記載されていること
- DTDの構成要素について記載されていること
- DTDの内部サブセットと外部サブセットの違いについて記載されていること
- DTDの内部サブセットと外部サブセットの記述方法について記載されていること
- 内部実体と外部実体について記載されていること
- 解析対象実体と解析対象外実体について記載されていること
- パラメータ実体について記載されていること
|
内容モデル/
要素型宣言/属性リスト宣言
/実際の処理/エンティティ宣言 |
- 要素型宣言の記述方法について記載されていること
- 子要素の出現順序について記載されていること
- 子要素の出現回数について記載されていること
- 混合内容(文字データのみ、子要素と文字データ)の記述方法について記載されていること
- 属性リスト宣言について記載されていること
- 1つの要素に対する複数の属性の指定について記載されていること
- 属性の型について記載されていること
- 属性の既定値について記載されていること
- 属性値の正規化について、以下の同等の内容が記載されていること
- 実体参照は実体の内容に、空白文字は半角空白(#x20)に、文字参照は文字に置き換えられる
- 実体の内容の中に実体参照がある場合も置き換えられる
- その他の文字はそのまま
- 属性の型がCDATA以外(不明の場合はCDATA型として扱う)の場合は、属性値の前後の空白文字を削除し、連続した空白文字を1つの半角空白(#x20)に置き換える
- 実体宣言について記載されていること
- 実体と実体参照について記載されていること
- 実体による文字列の置換について記載されていること
- 外部実体の記述について記載されていること
|
4.XML Schema |
基礎 |
- W3C XML Schemaの仕様について記載されていること
- XML Schema文書の概要と構造について、以下と同等の内容が含まれていること
- XSDはXML形式で、XML1.0の文法に準拠する
- XSDは名前空間に対応している
- XSDの名前空間は「http://www.w3.org/2001/XMLSchema」である
- 最上位要素はschema要素である
- 要素の宣言は、XSDのelement要素を使用する
- 属性の宣言は、XSDのattribute要素を使用する
- 型の定義は、すべてtypeとして定義する
- 要素の参照は、XSDのelement要素のref属性を使用する
- 属性の参照は、XSDのattribute要素のref属性を使用する
- XML文書とXML Schema文書の関連付けについて、以下の内容が記載されていること
- 名前空間のないXML Schema文書はnoNamespaceSchemaLocation属性を使用して関連付けを行う
- XML文書のルート要素はXML Schema文書のトップレベル要素宣言のいずれか
|
データ型/
記述方法/実際の処理 |
- 型の定義について、以下と同等の内容が含まれていること
- 型の種類は、simpleType(単純型)とcomplexType(複合型)の2種類
- 要素の型は、simpleTypeまたはcomplexType
- 属性の型は、simpleTypeのみ
- WXSのPart2仕様で組み込み単純型が規定されている
- 主な組み込み単純型の名前と説明
- 組み込み単純型を制限した独自の型を定義できる
- 単純型の主な制約ファセット
- list要素、union要素
- complexTypeの構文について記載されていること
- 要素の出現順序について記載されていること
- 要素の出現回数について記載されていること
- 複合型の制限と拡張について記載されていること
- 単純型の拡張について記載されていること
- 要素宣言の構文について記載されていること
- 属性宣言の構文について記載されていること
- 空要素の型宣言について記載されていること
- 空要素に属性を設定する場合について記載されていること
- 単純型要素に属性を設定する場合について記載されていること
- 子要素と文字データを含む混合内容の型宣言について記載されていること
- nillable属性によるnull値の使用の許可
- unique要素による一意性制約
- key要素とkeyref要素による一意性制約(キー)とキー参照の設定
|
5.XSLT,XPath |
基礎 |
- XSLTについて以下の内容が記載されていること
- 概要(XSLの概要、XSLTスタイルシートの構造も含む)
- 適用用途
- XSLTスタイルシートもXML文書
- XPathについて以下の内容が記載されていること
- 概要
- データモデル(7種のノード、ノードの親子関係)
|
各要素/テンプレート/
文字エンコーディング/
実際の変換処理 |
- XSLTスタイルシートの最上位要素はstylesheet要素
- XSLTの名前空間は「http://www.w3.org/1999/XSL/Transform」
- XSLT要素のカテゴリについて記載されていること
- テンプレートルールとテンプレートについての記述されていること
- template要素の記述方法(構文)と機能が記述されていること
- リテラルの記述について記載されていること
- テンプレートルールの処理順序について記載されていること
- 組み込みテンプレートルールについて記載されていること
- XSLTの代表的な要素の記述方法(構文)と機能が記述されていること
- output要素
- apply-templates要素
- call-template要素
- value-of要素
- copy要素
- copy-of要素
- if要素
- choose要素
- when要素
- otherwise要素
- for-each要素
- sort要素
- element要素
- attribute要素
- attribute-set要素
- text要素
- comment要素
- 式、パターンの記述とノードの一致について記載されていること
- 要素の選択とパターンマッチング(絶対パス,相対パス)
- 属性の選択とパターンマッチング(絶対パス,相対パス)
|
スタイルシート内で記述するXPath式 |
- 以下のロケーションパスの記述方法が記載されていること
- 省略記法(「@」や「//」など)を基本としたノードの指定
- 述部の記述
- ノードの和集合を表す「|」が記載されていること
- XPathで使用できる演算子について記載されていること
- 論理演算子(and,or)
- 比較演算子(=,!=,<,>,<=,>=)
- 算術演算子(+,-,*,div,mod)
- XPathで使用できる関数について記載されていること
|
6.名前空間 |
演習2 |
- XML名前空間の概要について記載されていること
- XML名前空間の適用用途について記載されていること
- XML名前空間の記述方法について記載されていること
- XML名前空間の有効範囲について記載されていること
- 属性が属する名前空間について記載されていること
- デフォルトの名前空間について記載されていること
- デフォルトの名前空間の上書きについて記載されていること
|