村田真のXMLブログ

日本人で唯一W3CのXMLワーキンググループに参加しXMLの標準化プロセスに携わったXMLの生みの親、村田真さんのブログです。

2007年07月 アーカイブ

OOXML Part 2 (Open Packaging Conventions)についてのコメント私案

Part 2 (Open Packaging Conventions)についてのコメントです。前の
エントリーに書いたものとは一部重複しています。

1. Drop the "pack" URI scheme unless it is endorsed by IETF.

2. Publish OPC as an independent standard rather than a part of OOXML.

3. Non-ASCII characters should be allowed as part names without relying
on %HH by mandating the UTF-8 encoding. Conversion to %HH should
be avoided wherever possible, as other standard organizations have
learned (after much pain).

4. Drop interleaving since it is not used by OOXML.

5. Do not copy normative text from the W3C Recommendations
"XML-Signature Syntax and Processing".

6. Allow the use of DTDs.

7. Mention the markup compatiblity specfication only when its use
has to be disallowed.

8. The attribute name "type" and element name "Types" are very confusing.
Remember to say "MIMEType","ContentType", or "MediaType".

9. Case-insensitive comparison is archaic.

10. Whey "contentTypes" as summarized in Table 10-1 are different from
MIME content types?

11. We are not convinced if Annex H (Conformance Requirements) are
useful.

投稿者: 村田 真 日時: 2007.07.02 | | コメント (0) | トラックバック (0)

OOXMLとODFの仕様書はどちらが読みやすいか

実際に、相当のページ数をあたってみて、OOXMLのほうが圧倒的に読みやすいと思う。

ODFは、まったく書き足りてないので、想像をたくましくして読んでいくしかない。しかし、読むほうに想像力を要求する規格書では困るのだ。読めども読めども自分の理解が正しいのか分からず、不安で仕方がない。時間をかけても無駄なのではないかと思うことが多い。

一方、OOXMLはページ数こそ圧倒的に多いが、少し読めば少し理解が進んだのが実感できる。この作業を続けていけば、すべてを理解することが出来るだろう。

投稿者: 村田 真 日時: 2007.07.04 | | コメント (1) | トラックバック (0)

またSC34参加国が増えた

P-membersとしてブルガリア、 コートジボワール, スウェーデンの三カ国、O-membersとしてギリシア、メキシコ、スリランカの三カ国である。 最新のリストを参照。

投稿者: 村田 真 日時: 2007.07.11 | | コメント (0) | トラックバック (0)

日本のOOXML投票

SC34専門委員会としては、No with commentsを答申することに、きのう決まった。No with commentsとは、コメントが満たされれば賛成に回るという意味であって、絶対反対という意味ではない。

ただし、日本コメントに充分満足のいく形での回答がEcmaから投票期限までにあれば、Yes with commentsにする可能性も残した答申である。

結論を出すのは技術委員会なので、最終的にNo with commentsになるかどうかはまだ分からない。

投稿者: 村田 真 日時: 2007.07.21 | | コメント (0) | トラックバック (0)

技術委員会でのOOXML投票についての審議

No with commentsに決まった。

投稿者: 村田 真 日時: 2007.07.31 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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