OASISとSC34の間での手打ち
以前の記事で報告したように、OASISのODFとISO/IECのODFにはいろいろと
乖離がある。また、正誤表がなかなか出ないという問題がある。現状について
はAlexの記事が詳しい。
今回、JTC1奈良総会において、OASIS(及びIBM)とSC34の側の話し合いが
JTC1議長同席のもとに行われ、今後は協力体制を取っていくことになった。
この件に関する決議が出る予定である。また、2009年3月のSC34総会に、
OASIS側も参加することになった。
追記: 決議案は、SC34のプレゼンテーションの最後のページにある。
投稿者: 村田 真 日時: 2008.11.12
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ISO/IEC 29500 (OOXML)の出版
ついにISO/IEC 29500が出版された。正式なアナウンスを参照。
これから一年近くは、欠陥の修正にSC34/WG4は多くの工数を割くことになるだろう。いつ拡張が始まるのかは私にも分からない。
投稿者: 村田 真 日時: 2008.11.20
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筑波大学でのスキーマの授業
今年で三年目になり、これで一区切りである。
去年は、RELAX NGだけを用いて、atomスキーマをカスタマイズした。今年は、RELAX NGだけで行うカスタマイズのほかに、NVDLを用いて行うカスタマイズを説明した。具体的には、atom triplesを使えるようにカスタマイズした。なお、atomの拡張一般をNVDLで検証するとどうなるかは、以前に資料を公開している。NVDLはまだマニアックな話題だが、最近はODFやOOXMLでもNVDLを使っているし、特別講義だからまあいいだろう。
学生は、NVDLを用いたカスタマイズのほうが気にいったようだ。その気持ちはよく分かる。出来ないことも多いけど、個別のスキーマの中身をぜんぜ見なくてもよいのは分かりやすい。ただし、出来上がったNVDLスクリプト及びRELAX NGスキーマで満点をやれるものはなかった。いずれ、模範解答を掲載しよう。
投稿者: 村田 真 日時: 2008.11.23
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