SC34/WG4&WG5沖縄会議
先週に、最初のSC34/WG4&WG5会議を沖縄で開催した。WG4は、OOXMLの保守を
担当し、WG5は文書の相互運用性(当面はODFとOOXMLの相互変換についての
technical reportなど)を担当する。
この会議で議論された内容については、ここでは述べない。まもなく発行されるであろう
WG4議事録、すでに発行されたWG5議事録を参照してほしい。また、Jesperの記事,
Dougの記事, Alex Brownの一連の記事 1, 2, 3, 4, 5, の記事がよい要約となっている。
ここで述べたいことは二つ。
一つは、SC34/WG4の重要性である。OOXMLがISO/IEC 29500としていったん承認
されてしまえば、あとは放置されるという観測はまったく正しくない。SC34/WG4によって
保守・変更されていくOOXMLに適合するように実装は修正されていくと私は確信
している(ただしタイムラグは当然ながら存在する)。
もう一つは、沖縄の文化(エイサー、カチューシ、音楽、料理など)を参加者にとても
楽しんでもらったことである。前述の記事をみるとそれがよくわかる。WG4もWG5も
決して楽観できる会議ではないが、友好的な雰囲気を醸成することができたと思うし、
私のWG4運営もやりやすくなったと思う。日本についてとても良い印象を持ってもらうこ
ともできた。遠回りのようだが、とても大事なことだと思う。
投稿者: 村田 真 日時: 2009.02.06 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)