OOXMLの欠陥報告は順調に増加中
WG4の一般向けサイトにあるDefect Report Logを見ていただけると分かるが、
OOXMLへの欠陥報告は順調に増加している。沖縄会議に引き続き、プラハ
会議、コペンハーゲン会議、シアトル会議、電話会議によって、欠陥報告に
対処していく。
わずか40頁程度のXML勧告には200以上の正誤表が発行された。OOXMLの規模を
考えれば、100や200はまだ序の口であり、数千ぐらいはとうぜん欠陥報告が提出
されるものと考えるべきだろう。日本からの欠陥報告は、広島大学の鈴木先生の絶大
な貢献によって順調に増え、他国を圧倒している(RELAX NGスキーマについてのものは
作った本人がバグに気づいたというだけの話ではある)。しかし、イギリスが量産体制に
入ってきたので、もっと出していく必要がある。
投稿者: 村田 真 日時: 2009.03.01
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XMLプログラミングコンテストの審査
XMLプログラミングコンテストの審査をする機会があった。同じく審査員の丸山さんとも
意見が一致したのは、自分ではとても作れないということ。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/03/09/xml_contest/index.html
うーん、いかにも若者をいたぶって喜んでいる悪代官だ。「偉そう」には見えるが別に
偉くはない。ちなみに、XMLの父というと当然Jon Bosakであり、私は1996年12月に
加わった新参者にすぎないので為念。
投稿者: 村田 真 日時: 2009.03.12
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ODFは成熟するか?
ODF仕様書の品質には多くの問題があるが、これまで(日本の欠陥報告を除き)
ほとんど指摘されることがなかった。しかし、ODF 1.2のcommittee draft
については、大量のコメントが提出されている。それらは、 アーカイブ(二月分と
三月分)から確認できる。いまのペースから行って、今後もますますコメントは
出されるだろう。私自身はcommittee specificationになった後でコメント
するつもりでいる。
これらのコメントに応えて、ODF 1.2は大幅に改善されるだろうか?
投稿者: 村田 真 日時: 2009.03.15
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