村田真のXMLブログ
日本人で唯一W3CのXMLワーキンググループに参加しXMLの標準化プロセスに携わったXMLの生みの親、村田真さんのブログです。
OOXML ad-hoc group 1 ロンドン会議
来週にロンドンで、SC34 OOXML ad-hoc group 1のロンドン会議が開かれる。
この会議は、今後のSC34におけるOOXMLのメンテナンス体制について議論
するためのミーティングである。私はWG1の議長かつAd-hoc group 2の
議長として参加する。
アピールプロセスが終了して、ISO/IEC 29500が出版された場合には、
ただちにSC34におけるOOXMLのメンテナンスが始まる。これは、
ロンドン会議の結果に基づいて行われるものと思われる。
メンテナンス初期段階において、各国から出されるOOXML拡張提案が受
け入れられる可能性は高いのではないかと私は予想している。逆に言えば、
OOXMLの拡張を提案するにはたいへん良い機会である。拡張提案をお持
ちの方は、この記事へのコメントの形でご連絡ください。
投稿者: 村田 真 / 日時: 2008.07.16
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.xmlmaster.org/mta/mt-tb.cgi/75
コメント (投稿数:2)
XML署名だけでなく、XAdES長期署名への拡張ができるべきかと思います。
最低限、再検証可能なXAdES-X-Longまでは含めて欲しい。
XAdES-Aとさらに付与するアーカイブタイムスタンプの継続は、バージョン管理システム上での運用を考えると、ファイルが二重三重になるので実運用が難しいかなと思います。
投稿者: voit | 2008年07月22日 14:25
★ 村田:
WG4への日本寄書を用意していただければ、日本
から提出することも、WG4の会議で議論すること
もできます。しかし、専門家がいまはWG4にいな
いと思われますので、XAdES関係者への根回し
が必要になるでしょう。
投稿者: 村田 | 2008年10月05日 20:42
関連情報
<< 前回の記事:「オフィス文書の暗号化」
>> 次の記事:「SC34/WG4の新設」
★ voit: