プレスリリース

報道関係各位
 
平成14年3月25日
株式会社富士通ラーニングメディア
XML技術者育成推進委員会 事務局

富士通ラーニングメディア、XML技術教育を強化

XML技術者認定制度『XMLマスター』の認定を受け年間2千名を目標にXMLマスター認定教育コースを展開


 日本最大規模の企業向け研修会社である株式会社富士通ラーニングメディア(本社:東京都大田区、代表取締役社長金子武彦)が提供しているXML技術教育コース「XML基礎※1」コースは、平成14年1月XML技術者育成推進委員会(事務局:東京都品川区、会長:斎藤信男慶應義塾大学常任理事兼W3C※2AssociateChairperson以下「委員会」)より、『XMLマスター;ベーシック』資格取得者向けコースとして認定を受けました。富士通ラーニングメディアでは、e-Japan構想における官公庁系システム・ニーズはじめとするXML市場拡大による大量のXML技術者育成ニーズに対応するため、全国4拠点(東京、名古屋、大阪、福岡、)にて『XMLマスター』関連コースを実施することを発表しました。

 また、親会社である富士通(XML技術者育成推進委員会 理事会員)は、平成13年4月に発足した全社横断型のプロジェクト「プロジェクトA-XML」を核に、ブロードバンド・インターネットや「e-Japan構想」で最も重要な基盤技術の一つであるXMLの技術開発と普及に取り組んでいます。
 昨年度、富士通では、富士通ラーニングメディアに委託し、グループの全社員研修として「XML適用の基礎知識」を4万5千名に対して実施。今回はその第二段として上位コースである「XML基礎」コースの研修を実施し、『XMLマスター』の取得を推進します。これにより富士通グループ内全体のXML技術力の更なる向上とともにe-Japan構想を中心とした官公庁XML案件の受注拡大に向け体制を強化するものです。

 「e-Japan構想」の本格化等により世界標準データ記述言語であるXML技術者のニーズは急速に高まり、多くの大手企業において部門をまたがる全社的採用が浸透してきています。
 『XMLマスター』は、官公庁系やBtoB(企業間電子商取引)等のXML市場の拡大に備えた、XMLの標準的技術レベルを認定するベンダーに依存しないXML技術者認定制度です。
 委員会では、XML教育の技量・実績ともに国内トップレベルである富士通ラーニングメディアの『XMLマスター』教育ビジネス参画により、『XMLマスター』の取得者は大幅に増加すると考えています。委員会では富士通ラーニングメディアの『XMLマスター』認定教育を全面的に支援し、e-Japan構想に代表される官公庁XML案件を支えるXML技術者育成を強力に支援いたします。

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●XMLマスターについて

『XMLマスター』は、XMLのスキルを持った技術者の幅広い育成を目標に発足された認定制度です。現場で役に立つXML技術者の育成のための適切な試験範囲と問題内容の審査を行う諮問機関としてXML技術者育成推進委員会が存在します。『XMLマスター』の称号により、XML技術力に対する確かな指標を提供し、現在各分野で深刻化している幅広い知識を持ったXML技術者の不足という問題の解決を促進します。
詳細はこちら:http://www.xmlmaster.org/

●XML技術者育成推進委員会について

XML技術者育成推進委員会は、以下の企業および団体によって構成されます。

  • XMLコンソーシアム
    (会長:鶴保征城NTTソフトウェア株式会社 代表取締役社長、会員企業:200社)
  • 外資系情報産業研究会(略称:FIIF)
    (会長:渡辺邦昭日本アリバ株式会社 CEO兼代表取締役会長、会員企業:32社)
  • インフォテリア株式会社
    (本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎)
  • NECソフト株式会社
    (本社:東京都江東区、代表取締役社長:関隆明)
  • 株式会社大塚商会
    (本社:東京都千代田区、取締役社長:大塚裕司)
  • 株式会社日立システムアンドサービス
    (本社:東京都大田区、社長:名内泰藏)
  • 株式会社PFU
    (東京本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:片野英司)
  • キヤノンソフトウェア株式会社
    (本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田明)
  • シーアイエス株式会社
    (東京都港区、代表取締役社長:戸高修)
  • 日本電気株式会社
    (本社:東京都港区、代表取締役社長:西垣 浩司)
  • 富士通株式会社
    (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋草直之)

■参考資料

●「XML技術とは」・・

XML(ExtensibleMarkupLanguage)は、Webに関連する技術の標準化活動を行っているWWWコンソーシアム(W3C)が規定した、データや文書を記述するためのマークアップ言語であり、さまざまな企業や行政機関が相互に情報を交換する場合にスムーズに作業を遂行する事に向いている。

●富士通「プロジェクトA-XML」とは・・

平成13年4月に発足、富士通グループ全社員を対象としたXML技術者の育成を目指すプロジェクト:全グループ4万5千名のSEにXMLの教育を実施。
全グループ4千名を試験で選抜、「XMLエキスパート」とする。(XMLマスターの取得を推進)
さらに選抜し「コンサルティングチーム」を設立、公官庁案件、B2G、B2B案件への対応力を向上させ、競争力を強化する。

●富士通ラーニングメディアについて

年間20万人の研修を行う国内最大規模のIT研修企業である富士通ラーニングメディアでは、XML1.0仕様がW3Cから勧告された1998年より、「XML入門」コースを富士通グループおよび一般企業を対象に開催しています。2002年3月には、本コースの総受講者数約2000名、他のXML関連コースを含めた総受講者数約3500名超と、年々XMLの受講ニーズが高まっています。また現在、富士通の全社員研修である「XML適用の基礎」のコンテンツ開発をはじめとするXMLに関する教材の開発、eラーニング5コース、XMLを利用したシステム構築など16コースの集合教育を提供しています。

認定コース 「XML入門」コース-「XMLマスター;ベーシック」資格取得者向け認定コース
開催場所 東京・名古屋・大阪・福岡
集客目標 初年度2000人(富士通グループ以外)

今後の展開:富士通の「プロジェクトA-XML」の下、富士通グループ社員および一般企業人に対してさらなるXML技術者育成を推進することにより、「e-Japan構想」の早期実現に貢献し、今後、XMLを効果的に活用したシステムの提案や設計に関するコースウェアを拡大します。

※1)「XML基礎」コースは、2002年4月より「XML入門」から名称変更。

※2)W3C…WorldWideWebConsortium Web関連技術の標準化団体。XML関係の仕様もW3Cで標準化されている。


■お問合せ先

◆株式会社富士通ラーニングメディア
http://www.knowledgewing.com/ (ウェブサイト)
講習会受付:0120-55-9019 (電 話)
社長室広報担当 (担 当)

◆XML技術者育成推進委員会事務局(インフォテリア内)
office@xmlmaster.org (電子メール)
http://www.xmlmaster.org/ (ウェブサイト)
吉政(よしまさ) (担 当)

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