プレスリリース

報道関係各位
 
2005年1月17日
XML技術者育成推進委員会事務局

『XMLマスター』の新試験を2005年6月1日よりスタート

時代が必要とするXML技術者スキルを取り入れ、さらに価値の高い認定制度へ


XML技術者育成推進委員会(事務局:東京都品川区、会長:斎藤信男 慶應義塾大学常任理事兼 W3C Associate Chairperson以下「委員会」)は、既に1万名を超える認定技術者を輩出しているXML技術者認定制度『XMLマスター』の新試験、「XMLマスター:ベーシック V2」試験および「XMLマスター:プロフェッショナル V2」試験を、2005年6月1日より開始することを発表しました。

新試験は、時代が必要とする価値の高い技術者認定制度を目指して制定されました。昨今のXMLの急速な普及と関連技術の相次ぐ勧告により、XMLマスター開始当初とは必要な技術知識が変化してきたことを受け、最新のXML技術に対応する内容となっています。また、新試験には現場で活躍するSEの意見が数多く取り入れられており、より実践的なSEの養成が実現されます。さらに、単なる暗記問題が極力排除され、真の実力を持った技術者を認定できる試験となっています。

新試験では、出題範囲および試験時間にそれぞれ変更があります。「XMLマスター:ベーシック V2」試験では、試験問題数が従来の1時間40問から50問に増えました。これは、XMLの普及に伴って実際のシステムを想定したXML Schema、XSLT等の実例を用いた問題の必要性が高まり、関連する問題数を増やしたためです。また「XMLマスター:プロフェッショナル V2」試験では、試験問題が従来の1時間半50問から40問に減っています。XML処理システム構築にあたっての単なる個々の要素技術の理解だけでなく、応用的かつ実践的なアプリケーション開発スキルを判定するため、プログラムコードの解析問題が増加し、1問あたりにかかる時間が増えたためです。問題の大半がJavaによるアプリケーション、XSLTスタイルシート、XML Schema等のサンプルを提示した問題となり、合格するためには単なる技術知識だけではなく、決められた時間内にプログラムコードやアルゴリズムを理解するスキルが不可欠となっています。

2005年6月からの新試験開始に伴い、現在のバージョンの「XMLマスター:ベーシック」試験および「XMLマスター:プロフェッショナル」試験は2005年5月末日で終了となります。なお、これらの試験に既に合格している認定者は再受験の必要はなく、そのまま「XMLマスター:ベーシック」「XMLマスター:プロフェッショナル」の資格を維持することが可能です。

XMLマスター V2の試験範囲およびサンプル問題は、本日よりXMLマスターホームページ上に掲載しています。

XML技術者育成推進委員会では、『XMLマスター』新試験の開始により、さらに価値の高い技術者の育成を推進してまいります。

■「XMLマスターDAY 2005」開催決定

XML技術者育成推進委員会は、XMLマスター取得者および取得希望者を対象としたセミナーを以下の要領で開催します。

日時 2005年2月18日(金) 16:00~18:30
場所 コクヨホール(品川)
主催 XML技術者育成推進委員会
URL http://www.xmlmaster.org/
内容
  1. ご挨拶
    慶応義塾 常任理事 斎藤 信男
  2. 「XML、SOA・・・そしてその先にあるもの」
    XMLコンソーシアム(日本アイ・ビー・エム株式会社)米持 幸寿
  3. 「XMLマスター V2試験の全容」
    XML技術者育成推進委員会副会長(インフォテリア株式会社) 平野 洋一郎
  4. 「Webサービスの現場」 アマゾンジャパン株式会社 吉松 史彰

■「Developer's Summit 2005」出展 および
 XMLマスター V2試験セッション開催

XML技術者育成推進委員会は、「Developer's Summit 2005」に出展してXMLマスターをご紹介するほか、V2試験内容をご説明するセッションを開催します。

日時 2005年2月3日(木)~4日(金)
(XMLマスター V2試験セッションは2月4日 16:30~17:15)
場所 青山ダイヤモンドホール(表参道)
主催 株式会社 翔泳社
URL http://www.shoeisha.com/event/dev/

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●XMLマスターについて

「XMLマスター」は、XMLのスキルを持った技術者の幅広い育成を目標に発足された認定制度で、既に1万名を超える認定技術者を輩出しています。現場で役に立つXML技術者の育成のための適切な試験範囲と問題内容の審査を行う諮問機関としてXML技術者育成推進委員会が存在します。「XMLマスター」の称号により、XML技術力に対する確かな指標を提供し、現在各分野で深刻化している幅広い知識を持ったXML技術者の不足という問題の解決を促進します。
◎詳細はこちら:http://www.xmlmaster.org/

●XML技術者育成推進委員会について

XML技術者育成推進委員会は、以下の企業および団体によって構成されます。

・XMLコンソーシアム
・外資系情報産業研究会(略称:FIIF)
・インフォテリア株式会社
・NECソフト株式会社
・株式会社大塚商会
・グローバルナレッジネットワーク株式会社
・ソニーグローバルソリューションズ株式会社
・日本アイ・ビー・エム株式会社
・株式会社日立システムアンドサービス
・株式会社 日立製作所
・株式会社PFU
・日本電気株式会社
・富士通株式会社


■お問合せ先

◆XML技術者育成推進委員会事務局(インフォテリア内)
office@xmlmaster.org (電子メール)
http://www.xmlmaster.org/ (ウェブサイト)
大橋 (広報担当)

PDF版


XML マスター V2試験への賛同表明コメント
(団体名および企業名は各50音順)


●株式会社アットマーク・アイティ 代表取締役 藤村 厚夫 氏
 
「XMLマスターV2」に強く期待します。当アットマーク・アイティは、Webサイト「@IT」「@IT自分戦略研究所」「@IT情報マネジメント」を通じ、IT専門家諸氏に役立つための事業に取り組んできました。当社は、XML技術の発展は、当社の志とも同期する重要なテーマと認識します。この度の新試験制度の発足は、XMLがより一層実践的に進化(深化)し、あらゆる産業のインフラとして根付く駆動力となるものと期待します。当社としても各種コンテンツを通じて積極的に取り組んでいくことを表明いたします。

●株式会社ウチダ人材開発センタ 代表取締役社長 今井 浩充 氏
 
株式会社ウチダ人材開発センタは、このたびの「XMLマスター」新試験の実施を歓迎いたします。実施当初は啓蒙の役割も担っていた「XMLマスター」も、XMLの急激な発展・普及と共に次の段階に進化します。実践的な認定制度が望まれる中で、「XMLマスター」新制度も、技術者の実力養成に貢献するものと確信いたします。弊社は、東京銀座にて技術者をはじめとする企業人育成ならびに、技術者の派遣サービスをご提供しております。今後も、インフォテリア様とのパートナーシップにより、人材育成に取り組んでまいります。
 
●NECソフト株式会社 コンサルティング事業部事業部長 国武 洋 氏
 
NECソフトは、 XMLマスター V2試験の発表を歓迎致します。1万人を突破し、確実にメジャーな資格となったXMLマスターですが、発展し続けるXML技術と共に、試験内容も当然ながら発展していくべきものと思います。時代にあったXMLマスター V2試験のスタートにより、現在よりも更にXMLスキルの明確な指標になることを期待しております。NECソフトでは、インフォテリア認定教育センター(ICEC)としてXML研修コースを提供し、XML技術者のスキルアップとXMLマスター認定技術者の育成を支援してまいります。

●学校法人 河合塾学園 コンピュータ日本学院専門学校 校長 原口 正幸 氏
 
XMLマスターV2試験の発表を歓迎します。本校では、「ITエリートになろう」を合言葉に、学生一人ひとりが実践に役立つITスキルを身につけ巣立っていくようにカリキュラムを実施いたしています。XMLマスターV2試験は、IT市場のなかで、なお一層重要になるであろうXML技術のスキルを測る実践的でかつ唯一のアセスメントとして、これからの発展を大いに期待しております。

●九州日本電気ソフトウェア ソリューションサービス事業部
 教育ビジネス部 部長 八尋 美徳 氏

 
九州日本電気ソフトウェア株式会社は、「XMLマスター:ベーシック V2」試験の開始を心より歓迎いたします。時代の流れとともにXMLが急速に普及し、より実践的な技術力が求められている中、このような価値の高い技術者を認定できるような試験制度は、今まで以上にお客様への満足を与えるものと期待しております。私どもソリューションサービス事業部教育ビジネス部は、九州を拠点にして、主に西日本地区のお客様向けのXML技術者育成をサポートさせていただいております。今回の新試験制度の発表を受け、「XMLマスターの取得」を初めとした、より実践的なXML技術者育成に注力してまいります。

●株式会社 システム・テクノロジー・アイ 代表取締役社長 松岡 秀紀 氏
 
株式会社システム・テクノロジー・アイは、『XMLマスター』新試験の開始を心より歓迎いたします。当社では、ITエンジニアのスキルアップ支援のために、「iStudy」シリーズを中心に様々な学習環境・ツールやサービスを提供し、IT教育を中心にノウハウを蓄積してまいりました。このたびの『XMLマスター』新試験に対応した「iStudy」をいち早く開発・提供することで、XML技術者の育成を強力に支援してまいります。 

●株式会社 翔泳社 取締役副社長 出版局長 佐々木 幹夫 氏
 
私ども翔泳社は、「XMLマスター」が最新の技術動向に対応した新試験をスタートさせることに賛同いたします。翔泳社の「EXAMPRESS」シリーズは、資格試験学習書のデファクト・スタンダードとして、各種資格の受験者から支持を集めており、累計で150万部を突破するベストセラーになりました。なかでも、『XMLマスター教科書』は、XMLマスターの取得を目指すSEのバイブル的な存在として評判を呼び、2万部を超えるヒットとなり、関連市場において、売上・支持率ともにナンバーワンの実績をあげています。XMLマスターは、読者の方から寄せられる感想や意見をみても、取得に対する意欲が高く、新試験が開始されることによって、受験者数のさらなる拡大が期待されます。私どもは、「EXAMPRESS」の新しいラインナップとして、新試験に対応した『XMLマスター教科書』の新刊を刊行し、認定制度の普及・発展をご支援申しあげる所存です。

●株式会社ゼータ 代表取締役 河合 一彦 氏
 
株式会社ゼータは、1万名を超える認定技術者を輩出しているXML技術者認定制度『XMLマスター』の新試験である「XMLマスター:ベーシック V2」試験、「XMLマスター:プロフェッショナル V2」試験開始を携帯配信(モバイル模擬試験)と書籍開発の両面から支援致します。弊社は、企画コンテンツ・プロダクションの立場から、現場で活躍するSEの意見が数多く取り入れられ、より実践的なSEの養成が急務とされている現状だと思っております。新試験では、単に暗記問題が極力排除されるだけでなく、真の実力を持った技術者をチェックし、認定することで、IT業界の活性化に貢献すると信じております。

●株式会社東芝OAコンサルタント 代表取締役社長 宮西 亮 氏
 
株式会社東芝OAコンサルタントは、XMLマスターV2の開始を歓迎いたします。新たな認定試験の内容が時代に即した実践的なものとなり、技術者に必要なXMLの真のスキルを認定するものとして広く普及するでしょう。それにより、XMLマスターがエンジニアにとって、顧客企業様に信頼される技術力をアピールでき、またエンジニア自身の技術力を高める指針となることを大いに期待しております。東芝OAコンサルタントは、今後もXMLマスター認定コースを開催し、エンジニアのスキル向上に貢献してまいります。

●日本ヒューレット・パッカード株式会社 HP教育サービス本部
 本部長 佐木 昭弘 氏

 
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は、XMLマスター資格の新試験『XMLマスター:ベーシックV2』『XMLマスター:プロフェッショナルV2』の開始を心より歓迎いたします。この新しい試験を通して、より実践的で価値あるエンジニアのスキルを明確に認定することができ、XMLの普及と関連ビジネスの発展の原動力となるでしょう。『ICEC of the Year』を連続受賞した日本HPでは、新試験に対応したXMLマスター認定コースを提供し、XML認定技術者の育成を今後も支援いたします。

●日本電子専門学校 校長 斉藤 重光 氏
 
XMLマスター V2試験の発表を歓迎します。本校は「専門性の高い実践的で先進的な教育を心がけ、国際社会に貢献できる感性豊かな技術者を育成する」という教育方針のもとに、これまでも数多くのIT技術者を育成し社会に送り出してきました。これから、ユビキタスネットワーク社会の進展に伴ってXML技術のニーズはさらに高まっていくことでしょう。XMLマスター V2試験が国際的技術者育成の推進にも役立っていくことを大いに期待しております。

●株式会社PFU 常務取締役 灰田 博俊 氏
 
株式会社PFUでは、XMLを活用したシステムの開発や商品組み合わせ等を行う各種パッケージソフトを開発してきました。既に弊社では、XMLは当然の機能として、各種システム開発・パッケージ開発において活用を行っており、今回の「XMLマスターV2」は現場で活動しているSEの実力を認定できる試験として高く評価しています。弊社でも今回の「XMLマスターV2」を、実践的なXML技術を持つSE養成の手段として、更に積極的に活用していきたいと思います。

●株式会社日立システムアンドサービス 事業企画部 部長 竹内 成明 氏
 
日立システムアンドサービスは、日立グループの主要なシステムインテグレータとして、約4,000名のエンジニアを抱えるSE集団です。当社は、これまで1,100名以上のXMLマスター:ベーシック、50名以上のXMLマスター:プロフェッショナル技術者を育成し、XMLがお客様の業務課題を有効に解決できる重要な技術としてコミットしてきました。今回のXMLマスター試験のバージョンアップにより、日本及び中国のエンジニアのより一層の技術力強化が図られることと期待しています。

●富士通株式会社 共通技術本部 副本部長 坂下 善隆 氏
 
富士通株式会社は、XML技術者認定制度「XMLマスター」試験が、V2に改定されることを歓迎します。XMLを使ったシステムの構築が広がっており、今回の改定は現場のニーズに沿ったものと考えております。弊社では、XMLのスキルを持った技術者育成のため、社内のITスキル認定制度に「XMLマスター」を取り入れて、取得を推進しています。

●株式会社リクルートエイブリック 広報室マネジャー 柴 真樹 氏
 
昨今、XMLの技術を習得したエンジニアを評価する企業は増えております。求職者の転職活動をサポートする事業を行う私たちとしては、現行の資格がより実践的なスキルを問う試験内容になっていくことで、XMLマスター取得者のバリューが更に上がっていくことを期待しております。

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